サンゴの島の贈り物

琉球サンゴの塗り壁の特徴

ホルムアルデヒド等吸着効果
揮発性有害物質の吸着に効果があります。

調湿効果 室内の不快な湿気対策にも役立ちます。

消臭効果 アンモニア臭などのいやな臭いを減少させます。
断熱効果 断熱効果に優れていますので、暑さ対策にも有効です。
マイナスイオン生成効果 珊瑚のマイナスイオン発生効果が注目されています





木かげの家のトイレ・洗面所の壁に琉球の珊瑚で作った塗り壁を採用




『勝連トラバーチン』とは？
沖縄本島の東に位置し、世界遺産勝連城跡のある勝連半島だけで採掘される天然石
有孔虫石灰岩）で、沖縄の珊瑚から長い年月を経て琉球石灰岩となりそれが再結晶
化した岩石です、主成分は炭酸カルシウムで形成されており緻蜜で硬く美しく国会議
事堂にも使用され、建築・美術・工芸用・記念碑等の高級装飾資材です。また断熱や
浄化機能が極めて優れている為プールサイド等の親水施設などにも多数利用されてい
ます。
真夏の炎天下、素足で歩けるほど断熱効果のたかい貴重な天然石です。

『風化造礁珊瑚』とは？

　浅瀬に生息している造礁珊瑚の骨格が波で砕かれ、何千年・何万年もの長い年月を
かけて海底に蓄積されたものを風化造礁珊瑚といいます。
風化造礁珊瑚は多孔質で吸着性優れ浄化作用があります。炭酸カルシウム・炭酸マグ
ネシウムを主成分とし、海水中の各種ミネラル分がバランスよく含まれています。
またベビーフードやその他食品用のカルシウム分として多く使用されています

『コーラル（南部石灰岩）』とは？
　炭酸カルシウムが５０％を越す蓄積岩を石灰岩といいます。ス穴が多いのが特徴
的ですが穴を埋めることにより大理石のような美しい模様の石材となるため建築用材
として多く用いられるようになりました。
主に沖縄本島南部での採掘で公共の施設・文化財の復元・住宅廻りなど沖縄の赤瓦屋根
と良くあうため好まれて使用されています。

今では沖縄のほとんどの道路がアスファルトですが、以前はコーラルを敷き詰めた白
い道路でした、晴れの日が続き車が通ると白い煙のようにコーラルが舞いました、また
雨が降るとぬかるんだコーラルに車のタイヤがスリップして立ち往生し通りがかり
の人など数人で車を押している光景を良く見かけました。またコーラルの道路はその
性質上凸凹になりやすく、よく補修工事をしていることが多かったような記憶があり
ます。
現在、コーラルは性質上転圧による敷き固めが出来るのでアスファルトの下地や建物
の基礎工事などにも使われています。

『赤　　瓦』とは？
赤瓦の製造は明治初期まで首里周辺で焼かれていました。明治２２年の解禁後、製造、
製品流通及び建築資材集積で便の良い与那原周辺へと瓦生産の中心が移っていき、現在に
至っています。
沖縄の瓦は黒に近い灰色の朝鮮系のものが薩摩を経由して入ってきたものが最初と
言われ、後に中国の福建省から赤い瓦が入り現在に至っています。福建省は気候的
に沖縄と似ている
こともあり赤瓦は現在まで使い続けられています。また機能性としては断熱性があり
暑い真夏、日中の温度差がコンクリートのみの屋根の場合と比べ３〜４℃ほどの温度
差があり、暑さ対策として赤瓦は広く庶民の建物にも浸透して来たのだと思います。
その代表的な建物として【首里城正殿】や沖縄の原風景が残っている【竹富町の民家
】などがあります。

　　『琉球の塗壁（赤瓦）』は、沖縄県赤瓦事業協同組合より製造過程で使えなくな
った瓦を利用しています。これまで処分するしか方法が無かった廃棄瓦に新しい命を
吹き込み、塗壁の材料として使用しています。

　『赤　土（国頭マージ）』とは？　国頭
（くにがみ）マージ（マージ＝土）と呼ばれる強酸性土壌でパインアップルなど酸性
土壌を好む植物に適した土です、このような赤土土壌は県北部を中心に、同じような
地層が石垣島などにも分布しており、それぞれパインアップルの産地となっています
。近年では、降雨のたびに流失し青い海を染めてしまう嫌われものですが左官用素材
としては極めて優秀で注目を集めています。


　『琉球の塗壁』とは？　
『琉球の塗壁』とは、沖縄でしか採取できない素材をFC剤（イオン結合促進剤）で固
めた内装材です。合成樹脂や有機溶剤が原因でシックハウス症状を起す方が少なくあ
りませんが『琉球の塗壁』は結晶性シリカ（クリストバライト）等の有害物質も無く
、作業中も施工後も安心で快適です。